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2007年04月26日
四 PART.4-1

「誰のための復刻か」という自問自答 そして電動ゼロX号は完全復刻へ!!
電動「ゼロX号」プラモデルの金型すべてが発見され、我々の手元にテストショットが揃ったのは2006年の秋であった。早速、復刻の可能性の検討に入ったのだが、真っ先に「ゼンマイボックスとモーターボックスという金属パーツの入手は極めて困難」という壁にぶち当たってしまう。インターネットで「ゼンマイメーカー」と入力・検索してもひっかかるのは、ネットオークションに出品された絶版玩具ばかりである。富山県に東洋ゼンマイという企業が存在するが、そこは玩具やプラモデル用のゼンマイは生産していない。取引先の玩具メーカーに問い合わせてもゼンマイメーカーは見つからない。現在の日本に玩具用ゼンマイボックスを生産しているメーカーは、既に存在していないようだ。中国まで探しに行かなければならないのか…。ただ我々は途方に暮れるばかりだった。


昨年10月のプラモデル・ラジコンショーの会場において、バンダイホビー事業部と復刻検討のための打ち合わせが行なわれた。バンダイ側からもゼンマイメーカーやゴムタイヤメーカーの情報はもたらされなかった。私は悩んだあげく「金属パーツを諦めてディスプレイモデル化しての復刻」という方針を打ち出した。主翼やボディの下に開けられた走行車輪用の穴を塞ぐパーツと、ディスプレイ台の金型を新たに起すというものだ。また、このキットには「ボディの長さがもう少し長い方が、よりかっこいい」という評価がされていることも知っていたために、「ボディの改造用延長パーツを、おまけとして二節分追加するのはどうだろう」という案も出された。
───《中略》───
11月に入ると直ぐ静岡ホビーセンターに出向き、再び復刻検討会が開かれた。出席者はトイズワークスから加藤、そして担当の林。バンダイ側からは大榎氏と岸山氏。そしてオブザーバーとして柿沼秀樹氏が参加した。その会議においてバンダイ側は、見本市会場での打ち合わせに沿ってディスプレイ化のための「穴塞ぎパーツ」を、光硬化樹脂を使って準備してくれていた。なかなか良い感じだ。大雑把な見積りでも、なんとかターゲットプライス内に収まりそうであった。

復刻に向けて本格的に動き出した我々は、協力を求めるべくサンダーバード研究家・伊藤秀明氏の事務所を訪ねた。昨年末のことであった。ゼンマイボックスやモーターギヤボックスの入手困難問題を説明し「ゼロX号復刻はディスプレイモデルで…」という意向を伝えると、伊藤氏は「多少高くなってもいいから是非、完全復刻を再検討して欲しい」と応えた。「ファンは、あの巨大なゼロX号を走らせたいんです。子供の頃のように遊び倒したいんですよ!」と、動力機構再現の必要性を熱く我々に語ったのである。
文/加藤 智(トイズワークス)
月刊電撃ホビーマガジン4月号(メディアワークス発行)
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協力:東北新社、バンダイ・ホビーセンター
資料協力:伊藤秀明
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THUNDERBIRDS is a Gerry Anderson Production.
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CAPTAIN SCARLET is Gerry Anderson Production.
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投稿者 TOYSWORKS : 2007年04月26日 15:49
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