2008年01月21日
31
第31回 マルイ(ブルマァク)『マットジャイロ(1/72)』
初版はブルマァク版で、1号、2号同様なかなかよく似ていた。もしも撮影モデルに近づけるつもりになってもこのキットの改造でカヴァー出来るだろう。機首をやや延長したり、翼端灯を新造するなどなど手を加えてやる余地はあるが、当時のこの手のキットとしては非常に良く出来ている。キャノピーも透明パーツだし、ジャイロも90度、角度が変わる・・・ただし左右連動ではない。ミサイル発射ギミックは無いが、マルイ版はアロー1号同様紐を伝って飛行移動するギミック付きだ。
機体後部にゼンマイを搭載しているため、後部積載ランプが開閉しない。(積載スペースにゼンマイがある)当時なんとか後部を開口したかったが断念した。しかし、ゼンマイが完全に機体内に搭載されていたので機体下にゼンマイボックスが突出しておらず、タイヤの開口部をプラ板で塞ぎ、当時1/72のレシプロ戦闘機の着陸脚を移植して満足していた。それだけでも一気にリアルになった。と言うより、資料のない当時はこのプラモこそが資料だった。
前述のとおり当時は撮影モデルの写真や図面などを掲載した資料本はまったく無く、TV放送で見た記憶か、あるいは模型を作ろうと思ったらブラウン管にへばり付いてスケッチするくらいしか手がなかった。派手にバンクやロールをうつアローは、腹のマーキングもはっきりと解ったが、ジャイロはいつも機体を水平に保って飛行しているので、真裏(真下)のディテールがなかなか解らず、兵装を吊るすワイヤーをひっかけるピックアップ部品がどうなっているのかがとうとう解らなかった。
アロー1号と2号は戦闘機と解説されるが、戦闘機とは、敵の戦闘機(航空機)と戦うための機種で、空中戦に特化した機種のことを指すので、劇中での活躍を見ている限りだと両者は空対地攻撃機だ。MATは怪獣退治専門部隊だから、既存の機体を使うとしたら、本来は攻撃機を配備すべきだろう。もちろん飛行怪獣に対しては戦闘機が有効だろうが、劇中ではそんな具合に1号と2号との機能差、性能差が残念ながらはっきりとは設定されていなかった。しかし2号は主翼に丸いスリットがあるので、きっと滞空性能に優れているのだろうなぁ・・・などと中学生ともなると考えるのだった。
それに対してジャイロの方は、ヘリコプター的性能・・・つまり端末輸送や偵察、滞空ミッションなどに多用され、その機能差が明確だった。ジープ等を現地まで運ぶ等の活躍を見せ、従来のウルトラシリーズの中でも随分とメカの仕様はリアルに考えられていた。
このように『帰マン』はアローとジャイロたちの飛行シーンだけを見ても楽しい。
以上3点は、いや、『スペースアロー』も含めた4アイテムは、なにかの機会に是非&是非、再販してほしいアイテムだ。いま金型の所在は何処だろうか。個人的には復刻アイテムとして一押しだ。

投稿者 TOYSWORKS : 2008年01月21日 09:58
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